ノックアウトオプションの手数料|4社のコストの内訳と確認ポイント

ノックアウトオプションの手数料|4社のコストの内訳と確認ポイント

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ノックアウトオプションの取引手数料は無料と聞くけど、本当に費用はかからないのかな……スプレッドやオプション料との違いもよく分からない。

気になりますよね。手数料の案内は会社ごとに言い方が違うので、「手数料が無料」と「コストがかからない」は別の話として整理しておくと迷いにくくなります。

この記事では、ノックアウトオプションの手数料と、取引1回にかかるコストの内訳を、IG証券・FOREX.com・FXTF・Plus500証券の4社の公式資料をもとにまとめました。海外FXから国内のノックアウトオプションへの移行を考えている方が、口座開設前に何を確かめればよいかが分かる内容です。

この記事でわかること
  • 手数料・スプレッド・オプション料の違い
  • 4社の取引手数料の案内を横並びにした比較表
  • 会社ごとに違うコストの内訳と、口座開設前に確かめる5つのポイント
目次

ノックアウトオプションの手数料|取引前に知っておきたい費用の全体像

まず押さえたいのは、ノックアウトオプションのコストは「手数料」ひとつではないという点です。ノックアウトオプションは通常のFXとは異なるオプション取引で、厳密にはFXではありません。費用の考え方もFXとは少し違います。

取引のたびに関わってくる費用は、大きく3つに分けて考えると整理しやすくなります。

取引ごとに関わる3つの費用
  • 取引手数料:売買の際に手数料として差し引かれる費用。各社の扱いは次の見出しの比較表で確認できます
  • スプレッド:売値と買値の差のこと。発注の際にこの差が取引コストとして関わります
  • オプション料:取引を始めるときに支払う購入金額。ノックアウトプレミアム(会社が定める上乗せ分)を含む形で提示される会社があります

たとえばFOREX.comは公式サイトで、コストは「オプション料とスプレッド」(金利調整額・配当調整額は除く)としています。取引手数料の扱いとは別に、スプレッドとオプション料も確認の対象になります。

もうひとつ、オプション料は取引開始時に支払う金額で、FOREX.comは「最大損失額」と説明しています。ただし同社は、金利調整額・配当金調整額・為替換算などの影響で、実際の損失額がこれを上回る場合があるとも説明しています。取引前に公式の説明を読んでおきましょう。

オプション料の水準は、ノックアウト価格の置き方で変わります。ノックアウト価格の決め方は別の記事で手順を紹介しています。この記事では、取引1回あたりにどんな費用がかかるのかに絞って見ていきます。

4社の手数料比較|横並びにできる3項目

比較表に並べたのは、取引手数料の扱い・スプレッドが取引コストになるか・持ち越しの調整額の案内の3項目です。それ以外の費用は会社ごとに項目が違うので、次の見出しで会社ごとに見ていきます。

スクロールできます
会社取引手数料の案内スプレッド持ち越しの調整額最終更新
IG証券株式CFD・上場投資商品CFDを除く店頭デリバティブ取引は無料。ノックアウトオプションではノックアウトプレミアムが徴収される場合があると説明取引コストとして発生ファンディングコストあり26年9月
FOREX.com取引手数料はスプレッドに含まれる取引コストとして発生金利調整額あり26年9月
FXTF無料売値と買値に価格差(スプレッド)がある店頭通貨KOはノックアウト価格に織り込む方式26年9月
Plus500証券ノンスリップ注文を除き、新規・決済とも無料取引コストとして発生金利調整額あり26年9月

表の読み方でいちばん大事なのは、「手数料が無料」という表記と、コストがかからないことは同じではない点です。スプレッドは売値と買値の差で、比較表のとおり4社それぞれの資料に出てくる項目です。

手数料の案内には、対象の商品や注文の種類などの条件が付いている場合があります。表の文言で決めず、口座開設前に各社の重要事項説明書・取引説明書で最新の条件を確認してください。

スプレッドの幅は銘柄や市場の状況で変わります。実際の幅は各社の発注画面や銘柄詳細で見られるので、この記事では数値を載せていません。4社の特徴を手数料以外の面も含めて見比べたいときは、国内4社を比べた記事が参考になります。

会社別のコスト内訳|IG・FOREX.com・FXTF・Plus500

比較表では書ききれない、会社ごとの費用を順番に見ていきます。会社によって項目が違うので、各社の公式資料に出てくる費用を、会社ごとに並べています。

IG証券|ノックアウトプレミアムと円換算・借株コスト

重要事項説明書によると、株式CFD・上場投資商品CFDを除く店頭デリバティブ取引の取引手数料は無料です。そのうえでIG証券は、ノックアウトオプションではノックアウトプレミアムが徴収される場合があると説明しています。

ノックアウトプレミアムの扱いは、決済のしかたで変わります。ノックアウト前に自分で決済した場合、決済時のプレミアムが購入時と同額なら負担は発生しないと説明されています。ノックアウトされた場合や期限満了の場合は、プレミアムの全額が損失になるとも説明されています。

ほかにも、公式資料には次の費用が出てきます。率や条件は取引コストのページで確認しておきましょう。

IG証券で案内されているそのほかの費用
  • 口座通貨以外の通貨で取引すると、決済時の円換算で費用がかかる
  • 株式ノックアウトオプションのベア(下落)の買いポジションには、借株コストが発生する
  • 一部の外国株を原資産とする銘柄では、有料のライブデータ登録が必要な場合がある

\ ノックアウトオプションの取引コストのページを見る /

FOREX.com|オプション料とスプレッド

取引前に費用を見積もりたいとき、FOREX.com(StoneX証券)の公式サイトでは、コストは「オプション料とスプレッド」とされています。取引手数料はスプレッドに含まれ、スプレッド以外に取引手数料は発生しないという説明です。

ノックアウトされた場合の扱いにも触れています。ノックアウトされた場合でも追加の手数料は発生しないとのことです。スプレッドとオプション料は、ポジションを持つ前に発注画面で確認できるとされています。

外国通貨で取引する場合は、両替が自動的に発生し、所定の両替コストがかかります。レートやコストは取引画面で確認する形です。ポジションを翌日に持ち越したときの金利手数料等は別の項目です。

\ 発注画面で見られる費用を公式で確かめる /

FXTF|手数料無料とオプション料の組み立て

FXTFのノックアウトオプションは、取引手数料・口座維持費が無料とされています。取引価格は、オプションの本質的価値(原資産の価格とノックアウト価格の差)に、ノックアウトプレミアムを加えた価格です。ノックアウトプレミアムは、オプション料に含まれる形で提示されると説明されています。

店頭通貨ノックアウトオプションの取引説明書には、オプション価格の売値と買値に価格差(スプレッド)があることも示されています。マーケットの状況によっては、スプレッド幅が広くなることがあるとの説明です。

同じ取引説明書には、今後、取引手数料が変更される場合があるという旨も載っています。取引を始める前に、最新の取引説明書で手数料の条件を確かめておきましょう。

\ 手数料とオプション料の説明を公式で見る /

Plus500証券|ノンスリップ注文とセーフティデポジット

Plus500証券の取引説明書には、取引手数料はノンスリップ注文を除き、新規・決済ともに無料とあります。売値と買値の差であるスプレッドが取引コストになる、という説明です。

ノンスリップ注文とは、約定値を保証する注文方法のことです。ノンスリップ注文を使う場合は手数料がかかります。この注文をノックアウトオプションで使えるかどうかは、取引前に取引説明書で確かめてください。

セーフティデポジットは手数料ではなく預り金で、通常は決済時に返金されます。

\ 取引コストの説明を公式サイトで確かめる /

手数料以外の費用|口座維持費・入出金の案内

取引そのものの費用に加えて、口座の維持や入出金にかかる費用も確認しておきたいところです。ここは4社に共通する項目として並べず、会社ごとの案内をそのまま見ていきましょう。

会社ごとの口座維持・入出金の案内

FOREX.com:口座管理手数料・出金手数料・クイック入金の手数料が無料です。

FXTF:口座維持費が無料で、出金も当社負担で無料とされています。クイック入金は当社負担、振込入金はお客様負担です。出金口座情報の誤りによる再送金の銀行手数料は、お客様負担とされています。

Plus500証券:出金の手数料は当社が負担します。クイック入金は無料で、銀行振込による入金はお客様負担です。

IG証券:入金時の振込手数料はお客様負担です。出金は、金額が一定額に満たない場合に手数料がかかる旨が示されています。

FXTFとPlus500証券は、クイック入金と銀行振込で入金手数料の負担者が分かれます。自分が使う入出金の方法で、どの費用が誰の負担になるかを、口座開設前に各社の入出金ページで確かめておきましょう。IG証券とPlus500証券の口座維持費は、取引コストのページや取引説明書で確認してください。

口座開設前の確認ポイント|5つ

ここまでの内容を、口座開設前の行動に置き換えます。手数料の案内は「言葉」より「条件」を読むのがコツです。

口座開設前に確かめる5つのこと
  • 発注画面や銘柄詳細で、スプレッドとオプション料を確認する
  • 取引説明書・重要事項説明書で、取引手数料の条件(対象の商品・注文の種類)を読む
  • ノンスリップ注文など約定を保証する注文を使うなら、ノックアウトオプションで使えるかと費用を確かめる
  • 持ち越しで金利調整額などがどう扱われるかを各社の資料で見る
  • 使う入出金の方法と、円換算・両替のコストを確かめる

短期で何度も取引したい場合、スプレッドは発注のたびに関わります。スキャルピングのコストと注意点もあわせてどうぞ。

料金や手数料の条件は変わることがあります。この記事の内容は26年9月時点のものです。実際の取引条件は、申込前に各社の公式サイトで最新のものを確認してください。

各社の費用の案内は、IG証券・FOREX.com・FXTF・Plus500証券の公式ページから見られます。

ノックアウトオプションの手数料に関するよくある質問

手数料まわりで迷いやすい疑問を4つ選びました。

ノックアウトオプションの取引手数料は無料ですか?

会社ごとに扱いが違います。FXTFは無料、Plus500証券はノンスリップ注文を除き無料、FOREX.comは手数料をスプレッドに含むとしています。IG証券は、株式CFDと上場投資商品CFDを除く店頭デリバティブ取引の手数料は無料とし、ノックアウトオプションではノックアウトプレミアムが徴収される場合があると説明しています。手数料の条件は口座開設前に各社の取引説明書などで確認してください。

スプレッドはどこで確認できますか?

スプレッドは銘柄や市場の状況で変わります。各社の発注画面や銘柄詳細で確認しましょう。FOREX.comは、スプレッドとオプション料を発注前に発注画面で確認できるとしています。

オプション料は手数料とは別のものですか?

オプション料は、取引を始めるときに支払う購入金額です。FXTFはノックアウトプレミアムがオプション料に含まれる形で提示されるとし、FOREX.comはコストを「オプション料とスプレッド」としています。取引手数料とは別に考える必要があります。

口座維持費はかかりますか?

FOREX.comは口座管理手数料が無料、FXTFは口座維持費が無料としています。IG証券とPlus500証券は、取引コストのページや取引説明書で確認してください。

費用を確かめたあと、口座開設はどう進めるのか。口座開設の手順を順に見ていけます。

まとめ|手数料は「無料」の中身とスプレッドを分けて見る

ノックアウトオプションのコストは、取引手数料の扱いだけでなく、スプレッドや持ち越しの調整額まで含めて見る必要があります。要点を整理します。

この記事のまとめ

コストの分け方:取引手数料・スプレッド・オプション料に分けて考えます。「手数料が無料」という表記があっても、スプレッドとオプション料は別に関わります。

会社ごとの違い:手数料の扱いはIG証券・FOREX.com・FXTF・Plus500証券で言い方も条件も違います。IG証券は限定つき、Plus500証券はノンスリップ注文を除く形です。

口座開設前の行動:発注画面でスプレッドとオプション料を見て、取引説明書・重要事項説明書で手数料の条件を読み、入出金と円換算のコストまで確かめます。

※本記事の内容は2026年9月時点の各社の公式サイト・取引説明書・重要事項説明書の記載にもとづきます。手数料や条件は変更されることがあるため、取引前に各社の公式サイトで最新の情報をご確認ください。

参考資料

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