本記事はプロモーションを含みます
ノックアウトオプションのレバレッジって、結局何倍なの? 国内FXの25倍とはどう違うんだろう。
先にお答えすると、FOREX.comの公式取引例では、ノックアウトオプションの実質の倍率はノックアウト価格までの距離によって変わります。国内FXの個人口座は取引額の4%以上の証拠金が必要で、最大25倍という決まりがあります。
ノックアウトオプションの必要額について、IG証券は公式サイトの法令に基づく表記で「当該取引の最大損失額」と示しています。FOREX.comは、取引開始時にオプション料(最大損失額)を支払うと説明しています。
FOREX.comの公式取引例で、取引金額をオプション料で割ってみると、距離100pipsなら110倍、500pipsなら22倍でした。同じ取引金額でも、距離しだいで倍率が大きく変わります。計算の過程と、倍率だけを見て選ぶときの注意点まで、この記事で順番にまとめます。
- 必要額は、IG証券が「最大損失額」、FOREX.comが「オプション料(最大損失額)」と説明している
- FOREX.comの公式取引例では、取引金額÷オプション料が距離しだいで22倍〜110倍に変わる
- 損失の上限の外で発生する費用もある(各社の公式説明)
関連記事:ノックアウトオプションの仕組みと注意点
ノックアウトオプション レバレッジ|25倍との違いと実質倍率の考え方
国内FXのレバレッジは法令で上限が決まっています。ノックアウトオプションは、各社が必要額を別の形で説明しています。ここでは仕組み、公式の取引例を使った計算、損失の上限の3つを順に見ていきます。
オプション料の仕組み
国内FXの個人口座は、金融商品取引業等に関する内閣府令(第117条)で約定代金の4%以上の証拠金が必要と定められています。4%の逆数が、いわゆる「レバレッジ25倍」です。
ノックアウトオプションはオプション取引です。IG証券は公式サイトの法令に基づく表記で、各種オプション取引(バニラ・オプションの売り建てを除く)の必要額を「当該取引の最大損失額」と示しています。FOREX.comも、取引開始時にオプション料(最大損失額)を支払うと説明しています。
FOREX.comの公式取引例では、ノックアウト価格が現在価格に近いほど、オプション料は小さくなっています。次の計算例で、具体的な数字を確かめます。
【用語解説】オプション料とは、FOREX.comが公式サイトで「取引開始時に支払う(最大損失額)」と説明している金額です。Plus500証券は、オプション代金にセーフティデポジット(決済時に通常返金される保証金)を含めて説明しています。用語や内訳は会社ごとに案内されています。
国内FXの必要証拠金との違い
国内FXで1ドル150円のときに1万通貨(取引額150万円)を持つ場合、4%のルールで約6万円の証拠金が必要です。取引額に対する比率が4%で決まっているためです。
FOREX.comの公式取引例では、ノックアウトオプションのオプション料は、ノックアウト価格までの距離で変わります。次の計算のとおり、距離によって、FXの必要証拠金より小さい場合も大きい場合もあります。
距離を狭くするほどオプション料は小さくなりますが、ノックアウトされる可能性は高まります。金額の小ささとノックアウトされやすさは、セットで見ましょう。
公式の取引例で計算する実質倍率
FOREX.comは公式サイトで、ノックアウトオプションとFXの比較として取引例を載せています。USD/JPYを110円で10,000米ドル買う(KO UP)例で、取引金額は1,100,000円、1pipsの損益は100円です。
ここでは、取引金額をオプション料で割った数字を「実質の倍率」の目安として並べます。公式が示している倍率ではなく、この記事での計算です。
| 取引 | ノックアウト価格 | オプション料など | 取引金額÷左の金額 |
|---|---|---|---|
| KO(距離100pips) | 109.00円 | 10,000円 | 110倍 |
| KO(距離250pips) | 107.50円 | 25,000円 | 44倍 |
| KO(距離500pips) | 105.00円 | 50,000円 | 22倍 |
| 国内FX(同じ取引金額) | – | 44,000円(必要証拠金) | 25倍 |
※FOREX.com公式サイト掲載の取引例(2026年9月時点)。国内FXの必要証拠金44,000円は同じ例の記載で、1,100,000円×4%と一致します。
距離が100pipsから500pipsに広がると、オプション料は10,000円から50,000円へ5倍になり、実質の倍率は110倍から22倍に下がります。この例では、オプション料が「距離(pips)×1pipsの損益100円」と同じ金額です。
500pipsの例では、オプション料50,000円が国内FXの必要証拠金44,000円を上回ります。倍率が高いほど有利、という話ではありません。距離が100pipsなら、100pips逆行した時点でノックアウトされ、オプション料10,000円が損失になります。
数字はFOREX.comの公式取引例です。ほかの会社や銘柄には、そのまま当てはめられません。実際の金額は、取引画面や各社の公式サイトで確認してください。
倍率を左右するのは、ノックアウト価格までの距離です。ノックアウト価格の決め方を手順で解説した記事を読むと、距離の考え方がつかめます。
最大損失額の考え方と例外
IG証券は公式サイトで、設定したオプション料以上の損失は発生しないと案内しています(外貨建て銘柄の為替リスクを除く)。
FOREX.comは公式サイトで、オーバーナイトで持ち越して金利調整額や配当調整額が課金されると、最大損失額を上回る損失が生じるケースがあると案内しています。外貨建てのノックアウトオプションを途中決済した場合やノックアウトされた場合に、円転レートが買い付け時より円安だと、最大損失額を上回ることがあるとも案内しています。IG証券も、外貨建て銘柄の為替リスクを別扱いにしています。
持ち越しを考えている場合は、金利調整額などの条件を、各社の公式サイトで先に見ておきましょう。
関連記事:海外FXのゼロカットに代わる国内の選択肢
上限を超えることがあると案内しているのは、FOREX.comの場合、金利調整額・配当調整額や円転レートです。持ち越す予定がある人は、取引前に各社の条件を見ておきましょう。
国内FX・海外FX・ノックアウトオプションの違い|資金と税の確認先
国内FXは法令で証拠金の比率が決まっています。海外FXとノックアウトオプションは、何をどこで確かめるのかを整理します。
国内FX
国内の金融商品取引業者が提供する個人口座のFXは、取引額の4%以上の証拠金(最大25倍)が必要です。取引額に対する比率が決まっているので、必要証拠金は相場の水準に連動して動きます。
USD/JPYが150円のとき1万通貨なら約6万円です。
法人口座の算出方法は、国内FXのレバレッジ25倍を掘り下げた記事に詳しいです。
国内CFDのレバレッジについては、株価指数・個別株・商品の上限を見た記事があります。
海外FX
海外FXのレバレッジ倍率、ゼロカット、出金の条件は、口座開設前に各社の規約で確認してください。
税金は、海外FXの利益が一般に雑所得として総合課税になり、所得税は最高45%です(国税庁)。住民税の扱いは、お住まいの市区町村で確認してください。確定申告の流れは、海外FXの税金を解説した記事へ。
ノックアウトオプション
FOREX.comの公式取引例では、ノックアウト価格までの距離でオプション料が変わり、実質の倍率も22倍から110倍まで動きます。
FOREX.comは公式サイトで、コストを「オプション料とスプレッド(金利調整額と配当調整額は除く)」と説明しています。ノックアウトオプションの税金は、専用の記事で整理しています。国税庁の案内もあわせて見てください。
倍率の数字だけで選ばず、ノックアウトされやすさもセットで見ましょう。
損切り幅の設定|ノックアウト価格と支払う金額の関係
ノックアウト価格の設定は、支払う金額だけでなく、ノックアウトされるまでの余裕も決めます。仕組みを整理してから、設定で意識したい点を見ていきましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 価格の構成 | 原資産価格とノックアウト価格の差にノックアウトプレミアムなどを加えた形(IG証券・FXTF・Plus500証券が公式サイトで説明) |
| ノックアウト価格の変更 | 取引後の変更は認められない(IG証券が公式サイトで説明) |
損切り幅とオプション料
現在価格からノックアウト価格までの距離が近いほど、FOREX.comの公式取引例ではオプション料が小さくなっています。この例では、距離が5倍(100pipsから500pips)になると、オプション料も5倍でした。
ただし、近くに設定しすぎると、ちょっとした値動きですぐ決済されます。オプション料の小ささだけでなく、自分が許容できる値幅もあわせて決めましょう。
ボラティリティの考慮
ノックアウト価格を決める前に、その通貨ペアや銘柄の「ボラティリティ(価格変動の激しさ)」を確認しておきましょう。値動きが大きい銘柄で距離を狭くしすぎると、ノックアウトされる可能性が高くなります。
IG証券は個別株のノックアウト・オプションも公式サイトで案内しています。銘柄ごとに値動きの特性が違うので、どの銘柄でも、まず直近の値幅を見ておくと判断しやすくなります。
あくまで一般論として、ATRなどの指標で直近の平均的な値動きを確認する方法があります。サービスの条件ではなく、距離を考えるときの一つの目安です。
早期ノックアウトの回避
オプション料の小ささだけで距離を決めると、すぐノックアウトされることもあります。一般論として、サポートラインやレジスタンスラインを目安にする人もいます。
重要な経済指標の発表時は、値動きが急になることがあります。普段より余裕をもった設定を検討する人もいます。
距離が近いほどオプション料は小さくなりますが、その分ノックアウトされやすくなります。
3つの特徴|損失の上限・スリッページ・オプション料
ここまでの仕組みをふまえて、ノックアウトオプションの特徴を3つ整理します。各社の条件は変わることがあるため、公式サイトの最新情報とあわせて読んでください。
損失の上限の案内
FXTFは公式サイトで「ノックアウトオプション取引の損失は、最初に支払った金額まで」と案内しています。IG証券の案内は、前の節で触れたとおりです。
なお「追証」とは、預けた証拠金を超える損失が出て、追加の入金を求められることです。上限の外で発生する費用は前の節の注意のとおりなので、追証の扱いは各社の規約で確かめておきましょう。
スリッページの扱い
週明けの窓開けや急落のとき、逆指値を置いていたのに、大きく離れた価格で約定した経験はありませんか。IG証券・FOREX.com・FXTF・Plus500証券は、公式サイトでノックアウトにおけるスリッページなしを案内しています。
Plus500証券のリスク表記には、自動ロスカット、指値、逆指値の注文でスリッページが発生する可能性があるとあります。ノックアウトの決済とは別の話です。
IG証券は公式サイトで、ノックアウト価格に到達せず自分で決済した場合、支払ったプレミアムは払い戻されると説明しています。ただし、決済時のプレミアムが購入時と同額なら負担は発生しない、という条件つきの説明です。プレミアムはポジション保有後に変動する場合もあると案内しています。
IG証券は、ノックアウト時や期限満了時はプレミアムの全額が損失になると説明しています。IG証券以外の扱いは、各社の公式サイトで確かめましょう。
オプション料の目安
オプション料は、ノックアウト価格までの距離によって変わります。先ほどの計算例では、距離100pipsで10,000円、500pipsで50,000円でした。
取引単位やオプション料は、会社や銘柄によって違います。FOREX.comは、スプレッドとオプション料をポジション保有前に発注画面で見られると案内しています。
関連記事:少額で取引できる4社と必要資金
計算例では、オプション料が小さいのは距離が近い場合でした。その分、値動きの影響を受けやすい点は押さえておきましょう。
取扱業者3社|IG証券・FOREX.com・FXTF
ノックアウトオプションを扱う国内の会社のうち、この記事では3社を取り上げます。掲載内容は各社の公式サイトの案内で、最新の内容は公式サイトで見られます。
IG証券
IG証券は、通貨ペアのほか、株価指数、金や原油などの商品、個別株を原資産として公式サイトで案内しています。
個別株は、公式サイトに米国株が約200銘柄、日本株が約130銘柄と記載されています(26年9月時点)。取扱銘柄は変わることがあります。
FOREX.com
FOREX.comは、FX、株価指数CFD、一部の日本株CFDを原資産とするノックアウトオプションを公式サイトで案内しています。取引はウェブ版とモバイルアプリで行います。
公式サイトには、この記事の計算例で使った取引例も載っています。FOREX.comの特徴と注意点は、評判をまとめた記事が参考になります。
FXTF
FXTF(ゴールデンウェイ・ジャパン)は、FX、商品、暗号資産の3区分でノックアウトオプションを公式サイトに掲載しています。取引は同社のKO専用システム「FXTF GX」で行います。
暗号資産を原資産にする場合は、値動きの大きさを見てから、ノックアウト価格までの距離を決めましょう。
ほかの会社も含めた違いは、国内4社の違いを比べた記事で扱っています。
会社によって取り扱う原資産が違うので、口座開設の前に公式サイトで見ておきましょう。
Q&A|レバレッジと資金効率のよくある疑問
ノックアウトオプションのレバレッジについて、よく出る疑問をまとめました。
まとめ|ノックアウトオプションのレバレッジは距離で変わる
国内FXの個人口座は、取引額の4%以上の証拠金(最大25倍)です。FOREX.comの公式取引例では、ノックアウト価格までの距離によって、実質の倍率が22倍から110倍まで変わります。
最後に、この記事のポイントを整理します。
- 国内FXの個人口座は取引額の4%以上の証拠金(最大25倍)
- 必要額は、IG証券が「最大損失額」、FOREX.comが「オプション料(最大損失額)」と説明している
- FOREX.comの公式取引例では、距離100pipsで110倍、500pipsで22倍と、距離しだいで倍率が変わる
- 倍率が高いほど、ノックアウトされやすい
- FOREX.comは、金利調整額や外貨建ての円転レートで最大損失額を上回ることがあると案内している
取引の前に、各社の発注画面や公式サイトで、オプション料と距離の関係を見ておきましょう。

コメント